主要ストリートの動向がわかる『 路面店舗 賃料相場マップ 』
梅田
3月に「グラングリーン大阪南館」の商業施設が開業し、茶屋町から移転したアパレルブランドを含む計55店舗がオープン。茶屋町では若年層をターゲットに韓国アパレルや飲食店が出店。一等地の路面店舗の募集区画が枯渇し、賃料水準が上昇しつつある。来年4月「大丸梅田店」一部フロアが「ルクア サウス」としてリニューアルオープン。
心斎橋
心斎橋筋商店街の歩行者数は2025年上期に前年同期を5.5%上回った。募集区画はテナント入れ替えや着工前の開発が中心で、複数の申し込みが入り相場は上昇傾向にある。2026年には心斎橋交差点の「(仮称)心斎橋プロジェクト」が竣工予定。すでに周辺では新規出店が散見され、長堀通以北の歩行者増が期待される。
難波
出店ニーズは飲食店やエンターテイメントの他、ファッションやスポーツ、ショールームと多様。訪日外国人の堅調な消費で売り上げも上昇基調にあり、心斎橋筋と難波で複数出店しようとするリテーラーが増加傾向にある。難波駅前広場で難波駅の東の「(仮称)難波千日前地点再開発プロジェクト」が始動。2031年開業予定。
淀屋橋・本町
地下鉄乗降客数 は梅田、難波、天王寺に次いで多い。御堂筋沿いは、心斎橋から出店ニーズが流入し、賃料相場は上昇の兆しが見られる。淀屋橋では「淀屋橋ステーションワン」が2025年6月から秋にかけて、また、隣接する「淀屋橋ゲートタワー」は2026年に開業予定。就業人口の増加期待から、路面店舗の賃料相場は上昇基調に。
天王寺・阿倍野
あべのハルカスや天王寺動物園、通天閣といった人気施設が集まる観光客に人気のエリア。商業施設が充実し、歩道橋で立体的につながっているため回遊性が高い。2024年の天王寺区の人口は2.2%増と市内で4位の高水準の伸びを記録した。この居住人口を対象とした出店ニーズが強く、特に飲食店の出店が多い。
京都
訪日外国人で賑わう四条通の賃料は上昇傾向が継続。最近はスポーツや時計のリテーラーが出店し、今後もアパレルや大型量販店が出店予定。その一方、夜間でも通行量が多い河原町周辺を希望するリテーラーが増え、出店エリアは拡大傾向にある。烏丸通付近では、有名飲食店や外資ホテルの開業により、賃料水準上昇の兆しが出てきた。
神戸
ラグジュアリーブランドの動きが落ち着く一方、ファッションや飲食店など多様な業態で出店が進んだ。そのため、三宮センター街を中心にリテーラーの選択肢は限定的になりつつあり、賃料水準も緩やかな上昇が続いている。2025年4月から神戸空港で国際チャーター便が就航したことから、訪日外国人の延べ宿泊者数は増加傾向にある。

