2007年はニューオープンが少なかった渋谷だが、2008年は一転、大小様々なショップのオープンが続いている。カジュアルブランドやセレクトショップの路面店が集まる神南エリアは、昨年に引き続き出店が盛んで好調を維持しており、当該エリアと原宿の明治通り・キャットストリートとは、人の流れが繋がったと言える。路面店が好調な一方で、上層階の店舗フロアで長期にわたり空室を抱え、テナント誘致に苦戦するビルが増加している。この現象は渋谷に限ったことではなく、テナントの賃料負担能力を度外視した賃料を設定しているビルは、今後、苦戦が予想されるだろう。
また渋谷では、東急文化会館跡地の開発(2012年開業予定)や、渋谷駅の再開発計画が発表されるなど、駅周辺や駅そのものの大規模開発が相次いで計画されている。渋谷駅に乗り入れる各路線の乗り換えの不便さや、どの方面に行くにも地上を歩かざるを得ないという現状の煩わしさが、ホームの移設・地下通路やペデストリアンデッキ等の整備により解消され、さらなる集客力を発揮することになると期待される。
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
出店・移転、テナント募集の参考に是非お問い合せください。
※不動産仲介業者様、不動産鑑定会社様からのお問い合わせはご遠慮いただいております。