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表参道店舗マーケットの現況

現場が語る、表参道店舗マーケットの現況

シービー・リチャードエリス株式会社
東京本社 店舗開発部 ゼネラルマネジャー
白方 弘幸

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ルイ・ヴィトンの出店で、スーパーブランドの街へと変貌

表参道は、アパレルのスーパーブランドが銀座に次いで出店を狙う人気の高い場所です。もともとは、ラフォーレ原宿やその向かいにあったセントラルアパートを中心に、若者のファッション文化の発信地として開花した街でした。原宿駅近くの若者向けマーケットと、青山通りを越えた大人のエリアとの中間に位置し、独特の雰囲気を醸し出しているといえるでしょう。

表参道に変化の兆しが現れ始めたのは、セントラルアパート跡地にカジュアルブランドのGAPが出店した1999年頃からです。同時期に出店したユニクロも、原宿進出を機に人気が爆発します。原宿・表参道は、カジュアルブランドが成功する街として脚光を浴びるようになります。

その後2001年に、表参道ビブレ跡地にシャネルやイヴ・サンローランなどが入居する大型商業施設「エスキス表参道」がオープン。2002年、ルイ・ヴィトンが表参道に旗艦店を出店したのを皮切りに出店ラッシュが始まりました。銀座の並木通りもそうですが、まだラグジュアリー感のなかった表参道にまず先鞭をつけたのが、ルイ・ヴィトンでした。その周りには対抗するブランドが続々と集まり、今に至るスーパーブランド街が形成されていったと思います。

表参道に居を構える皆さんが、口をそろえるのは、ケヤキ並木の美しさです。東京でも類を見ないこの素晴らしい散歩道が、街の魅力になっているのは間違いないところです。それこそパリのシャンゼリゼ通りに近い雰囲気を醸し出していることが、世界的なブランドがこぞって出店を狙う一因になっているのでしょう。

開発の余地が残る表参道では、いまだ投資熱衰えず

近年の出店ラッシュで、表参道という土地のポテンシャルの高さが、改めて認識されるようになりました。土地や建物の賃料が軒並み高騰し、表通りはもはや超高級ブランドを扱う外資系アパレル企業しか出店できないようなエリアになってしまっています。

また、銀座同様に、不動産投資による開発が進んでいる区域もあります。一例を挙げれば、ザラが入居している「V28ビル」や、御幸通りのカルティエやオメガが入居する「南青山スクエア」、さらに先ごろ竣工したばかりの「The Iceberg」などは、香港資本であるヴェロックスが開発しています。また、現在建て替えが進むエスキス表参道は、日本リテールファンド投資法人が手がけているものです。

このように、表参道への投資熱がいまだ衰えないのは、この地域にまだまだ開発の余地があるからだとも言えます。そもそも1990年代までは、表通りには同潤会青山アパートが建っていたり、大きな商業施設がそれほど存在しなかったこともあり、商業地としてのポテンシャルはさほど高くありませんでした。ところが、ルイ・ヴィトンの出現で不動産収益が見込めることが認識され、開発が急ピッチで進められていったのです。

昔も今も、表参道周辺の開発は、表通りから裏通りへと広がっていきます。裏手にはまだ住宅が残っており、その1階を改造して店舗として貸し出す10坪20坪の物件が数多く存在します。スーパーブランドがこぞって進出する表通りのすぐ裏には、若者向けの小さな店が散在するニッチなマーケットが元気に息づいていて、その独特な雰囲気が表参道の面白いところでしょう。住宅と商業地が隣接しているという点では、東京の代官山や自由が丘の雰囲気に近いかもしれません。

商業地としては未成熟な裏通りにも、いずれ開発資本が投資され、収益を生む土地へと変わっていくのではないでしょうか。特に、表参道の南側、渋谷に向けては開発の余地が残っているように見受けられます。一方の北側は、青山通り近くに公団住宅が残っているため、今のところ商業地としてあまり広がりが期待できないのではないでしょうか。ただ、今後この区域の再開発が本格的に始まれば、表参道の勢いが外苑前にまで伸びていく可能性もあるでしょう。

御幸通りや骨董通りも人気、青山通りには開発の手が

表参道沿い以外では、御幸通りが著しい変貌を遂げています。2002年にプラダが進出してから、昨年はカルティエとオメガが相次いでオープンしました。古くからアパレルブランドが進出していた骨董通りも、いまだに根強い人気があるようです。青山通りにも、紀ノ国屋跡地に予定される大型開発案件や、歩道の整備計画などがあります。表参道から青山通りへの人の流れが強まり、「大人の街」のさらなる広がりに、期待したいところです。

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上記内容は オフィスジャパン誌 2006年夏季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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