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賃貸オフィス・事務所の記事

大阪 - 賃貸不動産市場 2017年9月期

グレードA空室率は過去最低値を更新。まとまった面積の確保は困難に。

大半を占める拡張ニーズ

大阪のオフィスマーケットは需給バランスが逼迫しており、スペースを必要とするテナントにとって厳しい状況は、日に日に増してきている。特に、まとまったスペースの確保は、極めて困難な状況となっている。大型ビルのトレンドを示す、今期(2017年9月期)のグレードA空室率は0.3%で、2005年の調査開始以来の最低値を更新した。

今期、グレードAの新築ビルが、情報通信企業の1棟借りで満室竣工した。市内に分散していた事業所を集約し、経営の効率化を図ることが目的である。ただし市場の注目点は、移転そのものよりもテナントの移転元ビルの動向にある。移転元では約9,000坪の空室が発生する見込みであるが、すでに争奪戦となっており、内定が相次いでいる。今後、ほとんどのスペースが内定済みとなるだろう。

今期の需要動向は、老朽化した自社ビルからの移転、立地改善やビルグレードの向上、業容拡大等、前向きな拡張による移転が大半を占めている。こうした状況を受け、大阪市内中心部において、300坪以上のまとまった面積を確保するのは至難の業となっている。市内中心部から少し外れたエリアの大型空室(二次空室含む)においても、常に前向きな商談が進められている状況である。

業種や業態にかかわらず、依然として新規開設や拡張のニーズは多い。向こう1年以内にスペースを必要とするテナントは、なによりも確保することを最優先に考えなくてはならない。移転先の希望条件を大幅に緩め、一刻も早く、移転の意思決定をすることが必要であろう。

賃料の上昇ペースが加速

賃料水準は上昇傾向にあり、そのペースも加速している。この上昇ペースが緩む気配はなく、今後も上昇が続く見込みである。また、過去に割安で契約したテナントに対する更新時の改定では、上昇圧力が高まっている。オーナー側の動きとして、第1段階から大幅な値上げを通達する事例も散見されており、テナントにとっては厳しい状況が続くだろう。

2018年以降の新規供給としては、2018年9月竣工予定の「(仮称)新南海会館」、2020年1月竣工予定の「(仮称)オービック御堂筋ビル」、2022年春竣工予定の「梅田1丁目1番地計画」と、大型プロジェクトが2年毎に供給される予定である。

関西支社 児玉 友一郎

相場表

種別 賃料(共益費込み) 需給の動向 空室率
推移
梅田
大規模ビル

21,000~28,000 円/坪

空室消化がさらに進んでおり、賃貸条件も含め貸し手有利な市場となっている。今後も借り手には厳しい状況が続く。 低下
梅田
中小規模ビル
16,000~21,000 円/坪 大規模ビル同様に空室消化・賃料上昇が進んでおり、借り手には厳しい状況が続く。 低下
淀屋橋・本町
大規模ビル
16,500~19,500 円/坪 梅田エリア同様に空室消化が進んでおり、区画確保が難しい状況。賃料も緩やかに上昇傾向。 低下
淀屋橋・本町
中小規模ビル
12,500~15,500 円/坪 大規模ビル同様に、割安感のあるビルから空室消化が進んでおり、賃料も緩やかに上昇傾向。 低下
難波・心斎橋
大規模ビル
12,000~17,000 円/坪 全体的に空室が消化されており、借り手の検討エリアが拡大傾向。それに伴い、空室消化が進んでいる。 横ばい
難波・心斎橋
中小規模ビル
9,000~11,000 円/坪 来店型の多いエリアではあるものの、オフィス用途で選択する企業も徐々に増えており、空室は消化傾向。 横ばい
周辺都市
大規模ビル
10,000~13,000 円/坪 中心部と同様、人員増による面積拡大があり、空室消化が進んでいる。 やや低下
周辺都市
中小規模ビル
8,000~10,000 円/坪 全体的に空室は消化されているが、物件によっては苦戦している。 やや低下
事務所兼倉庫
市内・北摂・東大
4,000~6,000 円/坪 新築及び汎用性の高い物件は早期にテナントが決定している。ただし空室が長期化する物件も増え、二極化してきている。 横ばい
倉庫・配送センター
郊外
3,300~3,900 円/坪 大型物流施設の大量供給を受け需要が活発化している。順調に空室消化が進むが、それを超える供給が続いている。 やや上昇
空室率推移凡例:  上昇 上昇 やや上昇 やや上昇 横ばい 横ばい やや低下 やや低下 低下 低下

※物件検討時の予算の目安です。詳しくはシービーアールイー(株)社員におたずねください。

文中の空室率については、2014年3月期より、データ算出の対象となるオフィスビルを、原則として延床面積1,000坪以上、かつ新耐震基準に準拠した物件に変更しました。

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上記内容は BZ空間誌 2017年冬季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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