広島:前向きな需要で空室率は低下。
岡山:空室率は低下基調で推移。
過去最大規模の新規供給が
シービーアールイー(株)の調査による、2024年6月期の広島市内中心部の空室率は4.0%と、対前期(同年3月期)比0.4ポイント低下した。また、想定成約賃料は、11,910円/坪と、対前期比0.2%の上昇となった。
今期、空室率低下の要因となったのは、前期から引き続き、人員の増加による拡張移転や、リクルーティングを意識した立地・環境改善など、前向きな需要が多く見られたことが挙げられる。また、2022年8月に竣工した「広島JPビルディング」は、広島のマーケットを象徴する存在として、多くの企業の需要を取り込んでいる。竣工から約2年を経た現在、ほぼ満室状況で稼働している。
広島市内では、年内の新規供給はないものの、2025年には、4棟の新規供給が予定されている。2025年1月竣工予定の「明治安田生命広島ビル」、2月竣工予定の「大同生命広島ビル」は、市内主要オフィスマーケットである紙屋町エリアに位置している。さらに、広島市役所本庁舎近くの「(仮称)新国泰寺ビル」、JR広島駅北口近くの「d_ll HIROSHIMA」の2棟が、2025年内に竣工予定であり、1年間で合計約14,000坪の過去最大規模となる新規供給が予定されている。最も竣工が早い「明治安田生命広島ビル」では、今夏から先行仕上げ区画の内覧も可能となり、高い関心が寄せられている。市場全体の移転促進につながるか、注目したい。
岡山の需要は引き続き堅調
2024年6月期における岡山市の空室率は、引き続き、前期から低下傾向で推移している。今期も館内増床の動きのほか、衣料関連企業や食品関連企業、またマテリアル・ハンドリング関連企業や物流関連企業の拡張、環境改善の移転など、前向きな動きが多数見受 けられた。
需要は引き続き堅調で、JR岡山駅へのアクセスの良いビルや、築浅でグレードの高いビルを中心に引き合いが重なるケースも散見される。また、空室消化が進んできたことで、希望する空室の確保は、より困難になりつつある。そのため、移転希望エリアの範囲を広げたり、築年数の条件や求めるグレードの幅を緩和したり、必要面積を見直したりするなど、移転検討への工夫や、意思決定のスピードが求められている。
広島支店 平岡豊 / 名越正幸
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