「次の新規融資案件ですが、提示があった1社の鑑定評価書だけでなく、他の評価会社のものも、取得できないでしょうか?」
「なぜだ?この鑑定評価書で充分だろう?」
「社内での審査のシナリオとずいぶん違うので、念のため、他社の意見も確認しておきたいのです。」
「おいおい、今更時間もないし、また新たに鑑定評価書をとると、それなりの費用がかかってしまうんじゃないのか...!」
リーマン・ショック後、また昨今の震災をも踏まえ、融資実行にあたっての審査の重要 性がますます高まっています。不動産の価額について様々な見方を把握した上での融 資実行の可否判断は、中長期的なリスク管理の観点から不可欠です。