AI事業への変革で再考したオフィスの意義。
成長を象徴し、カルチャーを醸成する拠点へ。
マーケティング効率化のSaaSから始まり、現在はAIコンサルティングや人材紹介などへと、事業領域を拡げている株式会社FLUX。2025年6月には、東京ミッドタウンへの移転を果たし、さらなる組織強化を進めている。CAOとして管理部門を統括し、同社の成長を見つめてきた三浦氏にオフィス戦略を訊いた。
株式会社FLUX
執行役員CAO
Corporate Design本部 本部長
公認会計士
三浦 氏

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事業モデルの変革が、ワークプレイスの意義を変えた
FLUXは創業事業であるマーケティング効率化のSaaSに加え、AIコンサルティング、そして人材紹介という3つの柱で事業を展開している企業です。2018年の創業時、私はまだそのメンバーではありませんでしたが、前職の会計事務所時代に担当していたので、古くから縁があります。2022年に正式に入社し、現在は管理部門であるCorporate Design本部を統括する立場として、副本部長の庄司などとともに、経理や法務、労務、総務、情報システムなど多様な領域を統括しています。
創業時は代表取締役CEOの永井元治とともに当社を起ち上げた、取締役CPO平田慎乃輔の自宅が仕事場でした。4人ほどで、床に座椅子を敷き、膝にPCを乗せて議論する日々だったと聞いています。同年末に渋谷区2丁目に初めてオフィスらしいオフィスを構えましたが、その後社員数が約20人に増える中、2019年に神南への移転を挟み、40人規模となった2021年、「PMO渋谷Ⅱ」に移りました。私の入社当時がこのPMOで、コロナ禍かつプロダクト開発がメインの時期ということもあり、リモートワークが中心でした。出社率が低かったので、在籍人数が200名を超える中でも最終的に100席程度しかありませんでしたが、問題なく運用できていました。ところが、その後2023年頃からAIの潮流が一気に加速し、私たちの事業もAI技術を活用したコンサルティングや、人と向き合う人材紹介業へと比重を移していったことで、状況が変わります。
コンサルティングや人材ビジネスは、対面でのコミュニケーションやチームでの連携が不可欠です。私たちは、優れたアウトプットは、偶発的な会話や相互理解の積み重ねから生まれると考えているため、「同じ場に集まり、考え、試行錯誤する」こと自体が、FLUXの競争力になると捉えています。
また、事業拡大に伴い、毎月30〜40名ペースでの採用が必要となり、出社を前提とした組織づくりへと舵を切る必要がありました。そのような背景から、単に狭いから広げるのではなく、事業モデルの変化に合わせて、私たちの「集まる場所」を考え直したのです。
優秀な人材を惹きつける、「採用力」への投資としての移転
検討を重ねた結果、従業員数が300名程度に達していた2025年6月、次なる移転先として選んだのが六本木の東京ミッドタウンの24階・約677坪でした。以前の渋谷から比べると高水準の賃料をはじめ、大きな決断と言えます。しかし、私たちが何より重視したのは「採用力」。優秀な人材を獲得するためには、候補者の方に「この会社で働きたい」と思ってもらえるようなワークプレイスとする必要があったのです。ただ見栄えの良いオフィスをつくりたかったわけではありません。日常的に経営や事業の議論が交わされ、年次や役割に関係なく事業に真剣に向き合う。そうしたFLUXのカルチャーを体現する場所として、このオフィスを位置づけています。
内装デザインは、あえて「温かみ」を抑え、コーポレートカラーである青やシルバーを基調とした、クールで洗練された空間を目指しました。特にこだわったのは、外部の方をお招きできるイベントスペースと会議室の充実です。現在、昼夜を問わず様々なイベントを開催しており、採用候補者やクライアントとの接点を生み出す重要な装置として機能しています。
止まらない組織拡大への挑戦、最適なワークプレイスの模索
東京ミッドタウンへの移転は奏功し、入居時の想定をも上回るスピードで採用を進められました。移転から半年以上が経ち、組織は460名規模にまで拡大し、すでに現オフィスも手狭になりつつあります。嬉しい悲鳴ではありますが、キャパシティ問題に再び直面しており、次の手を考えなければならないフェーズに来ています。
オフィスは単なる作業場ではなく、企業の成長を象徴し、カルチャーを醸成する拠点でなければなりません。東京ミッドタウンへの移転はその大きな一歩でしたが、ここがゴールではありません。事業の成長に合わせて、増床や拠点の分散など、常に最適なワークプレイスを模索し続けるつもりです。
経理・法務・労務・総務・情報システムなどのほか、IPOやオフィス移転といった特命プロジェクトの推進まで、組織基盤を支える業務を幅広く担っている。
株式会社FLUX
Corporate Design本部
副本部長
庄司 氏

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