2010年から毎年冬季号の定番企画となっている「これからどうなる? 東京オフィス竣工マップ」。2012年の竣工ラッシュは一段落ついたものの、日本橋や京橋、虎ノ門といったエリアでは、今後も活発にビル開発が行われる。また、渋谷や浜松町といったエリアの大型開発も、徐々にその詳細が明らかになってきている。今号では企画巻頭において「築年数別貸床ストックと今後の開発ボリューム」と題し、各エリアにおける現在(2012年まで)の貸床面積ストックを築年別に示すのに合わせて、本稿にプロットされている開発群の供給がどの程度のボリュームになるのかをグラフ化してみた。各エリアが将来どのようなビジネス街となるのかを指し示す資料として、竣工マップ共々参考にしていただきたい。
本稿をご覧いただくに当たり、以下、ご留意いただきたい。
- 掲載した開発は、プレスリリース、報道発表、Web、現地建築看板等をもとに調査した2013年1月以降竣工・竣工予定のオフィスビル。概ね延床面積3,000坪以上を目途に選出している。地図へのプロットは、年代別、延床面積1万坪以上・未満の別をピクトの色、大きさにて分類。現時点で竣工時期が未定となっている開発は、ビルのピクトを表記せず場所のみをプロットした(各ページ凡例参照)。
- 名称に関しては、仮称、正式名称にかかわらず編集部が設定した略称としている。特に「市街地再開発」「開発」「計画」「プロジェクト」「建替」等の表記については重複を避け簡略化した。また、第1、第2や丁目の記載は、すべて算用数字としている。
- 延床面積、フロア面積とも編集部が把握した概数を表記。住宅等との複合開発に関しては、できる限り業務棟のみの面積としている。
各開発は、テナント募集がなされないものやすでに終了しているもの、また、都市計画決定はもとより開発構想さえ未定なものまで千差万別であり、規模、面積、竣工年等、大きく変更する可能性があることを最初にお断りしておく。また、当編集部では、常に開発案件の最新情報を収集しており、お気づきの点があれば下記までご連絡いただきたい。
CBRE オフィスジャパン編集部
Mail:officejapan@cbre.co.jp