今年の吉祥寺エリアでは、路面店ではオンワードの新たな試みとなる自社ブランドのリユース専門店「オンワード・リユースパーク」がオープンした。東急裏エリアでは「ジャーナルスタンダードファニチャー」最大規模の店舗がオープンし、吉祥寺通り沿いでは「ユニクロ」の大型店がオープン予定となっているなど、大型テナントの出店が散見された。商業施設では、食材のネット宅配「オイシックス」のリアル店舗がアトレ吉祥寺にオープンし、吉祥寺パルコにはスポーツ専門店の「ギャラリー2」がオープンした。
また、3月にアトレ吉祥寺がリニューアルを実施し、4月には「キラリナ京王吉祥寺」が開業したことにより、駅の集客力が強まったといえる。今年は、マーケットが安定していたことから出店余地が少なく、昨年と比べると新規オープンはやや少ない印象であった。しかし、出店ニーズ自体は継続的に存在し、“新業態”“ネットとリアル”“スポーツ”など近年の新規出店のキーワードが見られ、この街のポテンシャルの高さを表すマーケットとなった。今後は、築年数が経過したビルの建替動向や、路面・駅・商業施設という3つの要素が吉祥寺という街の中でどのようにバランスを取っていくのかがポイントとなるだろう。
路面店舗賃料相場MAP
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