大阪におけるブランドショップの一大集積地である心斎橋では、海外ブランドを中心にテナント需要が引き続き旺盛である。心斎橋筋では、旧ソニータワー跡地にオープンした複合商業施設ラ・ポルト心斎橋の地下1階~地上3階に、キーテナントとしてグローバルカジュアルブランド「ZARA」が出店。御堂筋では、スワロフスキーが路面店をオープンさせるなど、一等地の路面店については申込が殺到。自ずと賃料相場も上昇傾向にあるといえる。路面店出店テナントの需要が、御堂筋や心斎橋筋に集中した結果、心斎橋は南北方向を中心とした商圏の広がりをみせている。
このように、御堂筋・心斎橋筋の路面店において、高額賃料での成約が相次ぐ一方、空中階や一等地を外れたエリアの場合には、リーシングに苦戦するケースも増えており、需給動向の二極化が進んでいる。今後の開発案件については、丸紅が道頓堀のKPOキリンプラザ大阪跡地において、アパレル等物販店や高級飲食・サービス店の入居する地上7階建の都市型商業施設の開発を進めており、2009年秋の開業を予定している。今後、エリアに共通して、上・中層階の店舗テナントリーシングが課題となりそうだ。
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
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