新規供給、新規需要、空室率など、マーケットの指標が四半期毎に公表されるオフィスやインダストリアルセクターに比べ、データが乏しくマーケットの動向が数値で測りづらいのがリテールセクターだ。このような現状を打開するため、これまであまり知られていなかったリテールマーケットのデータを収集・分析することで、ほぼ営業マンの経験値のみで語られてきたマーケットの「見える化」を一部実現した。本号では、CBREがカバーする主なリテールエリアのうち、東京では銀座、大阪では心斎橋、それぞれのハイストリートに範囲を絞って特集する。
定義
対象エリア
「BZ空間」2015年秋号ならびに冬号の店舗賃料相場マップにおける、銀座と心斎橋の「赤色」のエリア
路面店舗
対象エリアのハイストリートに面している店舗のこと。百貨店や商業施設の1階店舗のうち、前面道路から直接入店できる店舗は路面店舗とみなす
店舗総面積
既存路面テナントの売場としての賃貸面積を、CBREが独自に推計
ファサード
対象エリアのハイストリートに面する建物の正面部分をファサードとして集計。百貨店や商業施設も含む
銀座
全長 約3.80km
対象エリアのハイストリートを1本に繋ぎ合わせた距離
3.80kmとは
東京メトロ銀座駅から末広町駅間の 営業距離(3.80km)と同等
徒歩48分
不動産の表示基準1分=80mで計算した所要時間
176kcal
体重60キロの人が、対象エリアのハイストリートを48分かけて歩いた際の消費カロリー
心斎橋
全長 約3.45km
対象エリアのハイストリートを1本に繋ぎ合わせた距離
3.45kmとは
大阪市営地下鉄梅田駅から心斎橋駅間の距離(3.20km)よりも250m長い
徒歩44分
不動産の表示基準1分=80mで計算した所要時間
162kcal
体重60キロの人が、対象エリアのハイストリートを48分かけて歩いた際の消費カロリー