大阪
新大阪~堺筋本町までは駐車場を附置するビルが多く、駐車場の母数自体が多いエリアといえるが、逆に機械式駐車場がメインとなるため、特にサイズの大きい役員車やハイルーフ車用の駐車場確保は困難となる。また、賃料相場も高水準で、営業車サイズの機械式駐車場でも3万円を超えるのが一般的といえる。
賃料相場は、心斎橋、長堀橋、難波と南へ行くに従い下降していき、天王寺エリアまで来ると一気に価格帯が低下する。最も賃料水準の高い梅田エリアに比べ数万円以上違う物件もあり、さらに駅から少し離れた不便な立地になれば、より賃料水準は低廉なものになる。
新大阪や梅田に比べ駐車場ストック自体は少ないものの、テナントのニーズも同様に少なくなっており、駐車場の確保は比較的容易で、需要と供給のバランスが取れたエリアといえる。
京都
京都駅前、大型商業施設やホテルが多く集積している上に大きな公園も点在しており、コインパーキングは多いものの月極駐車場は極端に少ないのが特徴となる。
このエリアで希望に沿う月極駐車場を獲得するのは、まず困難となっている。
五条通まで足をのばせば外部貸しのビル附置駐車場を見つけることができるが、京都駅に近い物件の稼働率は高く、確保には空き待ちが必須となる。
四条~三条のエリアは小規模の月極駐車場が点在しているため、多数の確保でなければ駐車場探しが可能なエリアといえる。
神戸
月極駐車場が数多くある三宮エリアでは、コストさえ気にしなければ比較的希望に沿った駐車場を確保できるが、阪神高速を越え新港町付近まで行くと、空いている月極駐車場を探すことさえ非常に困難となる。
コストを抑えたい場合は、海側の三宮町~浪花町ではなく、阪急電鉄を北に越えた下山手通~北長狭通で探すのが得策といえる。数は少ないものの、海側のエリアと同スペックで5,000円~10,000円程廉価な物件も存在している。
神戸駅前は大型商業施設が集積し、月極よりもコインパーキングが多いため、希望に沿った駐車場を見つけるのはやや困難である。