複数の新築ビルが空室を抱え竣工。
空室率上昇だが、賃料相場も上昇傾向。
成約賃料は上昇傾向
シービーアールイー㈱の調査による、2024年3月期の名古屋オールグレードの想定成約賃料は、対前期(2023年12月期)比0.9%上昇し、13,930円/坪。空室率は、対前期比0.2ポイント上昇の5.8%となった。
空室率が上昇した主な要因は、今期竣工した「第2名古屋三交ビル」「名古屋シミズ富国生命ビル」「カガミビル」などによる、オフィス床の新規供給があったことである。各ビルとも、調査時点において、空室を保有した状態での竣工となっている。
次に、ビルグレード別に見ると、グレードAの想定成約賃料は、対前期比0.8%上昇の26,850円/坪。空室率は、対前期比0.3ポイント上昇し、8.8%となった。今期の特徴は、前述のとおり、今期竣工したオフィスビルの供給と、「名駅」エリアで、既存ビルの空室が消化された需要との差が小さかった点である。
グレードBの想定成約賃料は、対前期比0.7%上昇の14,450円/坪。空室率は、対前期比0.1ポイント低下し、4.9%となった。今期の特徴は、新築オフィスビルの段階的な空室消化と、既存ビルの空室発生が、ほとんど均衡している点である。
名駅エリアは空室率低下
名古屋オールグレードのエリア別の空室率を見ると、「名駅」エリアの空室率は、対前期比0.7ポイント低下の5.9%、「伏見・丸の内」エリアの空室率は、対前期比0.8ポイント上昇の7.7%、「栄」エリアの空室率は、対前期比0.2ポイント上昇の4.0%となった。前期、空室率が0.0%だった「名古屋東」エリアの空室率は、前期から0.7ポイント上昇し、0.7%となった。
今期のトピックスとしては新築の大型オフィスビル竣工で、各ビルとも、共用部に入居者の利便性向上のための快適な広い空間が設置されていることが挙げられる。「第2名古屋三交ビル」では、ラウンジ・会議室と各階リフレッシュスペース、「名古屋シミズ富国生命ビル」では、会議室・リフレッシュスペースと、最上階ラウンジ、テラスが設けられている。
その他に、昨年後半からの大手電線メーカーの新規受注停止の影響により、現時点においても、電線の納品時期が数ヶ月先となっていることがある。オフィス開設工事においても、工事スケジュールの遅延が生じており、移転開所時期が遅れるケースが生じている。
名古屋支店 小川 卓也
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