竣工時満室稼働は見られないものの、
想定を超える勢いで空室の消化は進む。
空室は減少、賃料相場は上昇
シービーアールイー㈱が発表した2025年10~12月期末における札幌中心部の空室率は2.8%と、対前期(同年7~9月期)から0.5ポイントの低下となった。想定成約賃料(共益費込み)は、対前期比0.4%上昇の16,180円/坪となっている。
今期は大通エリアに「サッポロアーチビル(旧名称:(仮称)南2西6オフィスビル計画)」が12月に竣工を迎えた。地上9階建、基準階約180坪と、同エリアでは中規模の物件になる。1階の店舗区画、事務所区画にも大型テナントが決定しており、空室率には大きな影響を与えることはなかった。本物件を含め、2025年に竣工したオフィス物件は、「札幌4丁目プレイス」(大通エリア)、「ヒューリックスクエア札幌」(札幌駅前エリア)など6棟程。2023年から毎年複数棟の供給が続いており、以前のような竣工時満室というビルは見受けられない。ただし、ビルグレード改善、拡張、拠点集約等のポジティブなテナント移転ニーズは多く、想定を超える勢いで空室の消化は進んでいると言えるだろう。
札幌支店 稲山 靖晃
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