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東日本大震災以降、入居中、利用中の建物の安全性に関心を持たれる企業様が増えています。

もちろん、建築関係の専門家でなければ、建物の耐震性能を評価するのは難しいですが、構造や設備を確認するためには"基礎知識"が必要となります。

建物を知るために、または建物を比較検討するときなどに、特に災害時に関係してくる事項について、"最低これだけは知っておきたい"用語とポイントをピックアップしましたので、ご活用ください。

※本編の内容は、一般的な説明であり、個々の建物によって異なります。
また、建物の耐震性に優劣をつけるものではありません。

建物の構造と設備(PDF版)

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1. 構造種別

鉄筋コンクリート造(RC造)

建物の基礎の部分から、柱、梁、壁、最上部の屋根に至るまでの主要構造部をコンクリートで構成し、その中に鉄筋を配したもの (Reinforced-Concrete)。コンクリートの圧縮に対する強さや、鉄筋の引張りに対する強さという、それぞれの材料のもつ長所を生かした 構造

鉄骨造(S造)

建物の骨組に鉄骨(Steel)を組んで作った構造。柱や梁をボルトや溶接で接合し、通常は鉄骨の周りに耐火被覆を施す。鉄筋コンクリートに比べて軽く、一般的に大型の工場や高層ビルに適している。

鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)

鉄骨(S)造と鉄筋コンクリート(RC)造の長所を併せ持った構造。鉄骨で柱や梁を組み、その周りに鉄筋を配してコンクリートを打設したもの。

その他の構造

●混合構造

柱RC造+梁S造、柱SRC造+梁S造など。軸力を負担する柱にはRC造やSRC造を使用し、梁には大スパン化の要求に対応するため、軽量化を目的としてS造を使用。

●CFT造(Concrete Filled Steel Tube)

鋼管内にコンクリートを充填した構造形式で主に柱に用いる。鋼管とコンクリートの特性の相乗効果により、柱断面をコンパクトにすることが可能。

耐震・制震・免震構造の比較(イメージ)

耐震・制震・免震構造の比較(イメージ)

参考 CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)における耐震性の評価

用途 事・学・物・飲・会・病・ホ・工・住
レベル1 (該当するレベルなし)
レベル2 (該当するレベルなし)
レベル3 建築基準法に定められた耐震性を有する。
レベル4 建築基準法に定められた25%増の耐震性を有する。
レベル5 建築基準法に定められた50%増の耐震性を有する。あるいは損傷制御設計が行われている。

出典:『CASBEE-新築』建築環境・省エネルギー機構(IBEC)

※損傷制御設計を行っている場合については、高レベルの耐震性能を担保できていると評価し、レベル5とする。尚、損傷制御設計には制震装置(弾塑性ダンパーや低降伏点鋼等)の使用等がある。

ここが聞きたい

RC造とS造とSRC造、どれが一番地震に強いでしょうか?

一般的にRC造はコンクリートなので鉄骨造より地震で損傷は受けやすいですが、鉄骨造よりは揺れにくいという面もあります。"強さに何を求めるか"によるので、一概には判断できません。

1981年以前に構造評定を受けた建物は、新耐震基準を満たしていますか?

構造評定と新耐震基準は異なる検証を行いますので、「満たしている」と言うことはできません。ただし、色々な検証を受けているので、「新耐震基準並みの強度があるのでは」と考えることはできます。

昔の構造評定の建物と、現在の構造評定の建物では強度に違いがありますか?

大地震の度に見直しが行われているので、一般論としては現在の方が強いだろうと言うことができます。

新耐震基準の建物の中でも、最近の建物ほど地震に強いのでしょうか?

大きな見直しはされていませんが、細かい検討内容が追加されているので、追加された部分について強くなっていることは事実です。

2. 構造設計の考え方

耐震構造

地震力に対して耐えるように考慮された構造で、通常の建築基準法の基準によるもの。1981年に基準が見直され(いわゆる新耐震基準)、その後も細 かい基準の見直しは継続している。新耐震基準では、震度6程度の地震にも、倒壊を防ぎ、圧死者を出さないことを目標としている。

制震構造

建物各所に配置された制震装置(ダンパー等)が地震エネルギーを吸収し、揺れを低減する。地震時の揺れは、同規模同形状の耐震構造に比べ70 ~ 80%と言われている。

免震構造

ゴム支承等の免震装置を設置し、地震時に大きくゆっくりと揺れて地震エネルギーを吸収し、上部構造への揺れの伝達を大幅に低減する。地震時の揺れは、同規模同形状の耐震構造に比べ20 ~ 30%と言われている。

構造評定-高さ60mを超える建築物

建築基準法に定められた一律の基準で構造計算をするのではなく、構造評定委員会(学識経験者等が委員) による個別の検証を受け、大臣認定が必要となる。

3. 外壁の構造

構造による外壁の分類

● 耐力壁:建物の構造耐力に寄与するもの
● カーテンウォール : 上記以外のもの(広義のカーテンウォール)

外壁の工法の一種。柱と梁を主体構造として壁は外装材または外部との仕切材(カーテンのようにつるしている)とした構造形式。アルミカーテンウォール、PCカーテンウォールなどが一般的。

カーテンウォールに求められる性能

地震の際に重要となる性能(層間変位追従性能:建物の層間変位によって面内方向に生じる変位に追従できる性能)により、取り付け部分が損傷するのを防ぎ、部材が落下するのを防止する検討がなされている。

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