世界一の自動車メーカー・トヨタのお膝元であり、都心部の道路交通網も充実した名実ともに「車社会」といえる名古屋では、基本的にどのエリアでも駐車場の稼働率は高い傾向にある。
しかし、車社会であるが故に駐車場が豊富に存在しているのも大きな特徴で、特に名駅西には多くの駐車場が乱立している。加えて、同エリアでは新規契約から解約までの回転がはやく、駐車場の確保は比較的容易だといえる。
次に駐車場を確保しやすいエリアが伏見や栄で、数多くの月極駐車場のストックが存在している。逆に、駐車場確保が困難だといえるエリアが丸の内で、特に、環状線を越えた北側での駐車場確保は難しくなっている。そのため同エリアに所在する企業のなかには、栄や伏見で駐車場を確保し、入居するビルから駐車場まで歩いて利用するといった、不便を強いられるケースも多々見受けられる。