インバウンド需要の拡大と客室単価の上昇が、ホテル開発を加速させている。東京23区・大阪市・京都市の三大マーケットでは、2017年から2020年にかけて、既存客室数の38%に相当する新規供給が予定されている。一方で、宿泊態様の多様化が進む中、一部では供給過剰への懸念も報じられ、ホテルマーケットはまさに転換点を迎えたと言える。本稿では、2020年のマーケットの見通しについて、現地で収集したデータに基づき予想する。
執筆
CBRE Hotels
ディレクター
土屋 潔
CBRE リサーチ
アソシエイトディレクター
五十嵐 芳生
CBRE リサーチ
アソシエイトディレクター
本田 あす香
本稿は、2018年1月31日にCBREホテルズとCBREリサーチが共同で発表したレポートを再録したものです。