フロンティア名駅

日本の製造業の集積地ともいえる中部エリアが、今、大きな変革期を迎えている。代表格である自動車産業では、EV(電気自動車)化や自動運転といった新技術の本格始動により、「100年に1度の大変革期」を迎えたと言われている。そのため、中心であるトヨタ自動車はもちろん、城下町を形成する各自動車部品メーカーも、新たな体制作りを進めているほか、半導体や工作機械メーカーも設備投資を活発に行っている。また、観光面においても米タイム誌が今年3月に発表した、2023年度版「世界の最も素晴らしい場所50選」に名古屋を選ぶなど、多様な面で注目が高まっている。 その名古屋に今年9月、新たなオフィスビルが誕生する。それが「フロンティア名駅ビル」だ。場所はJR名古屋駅前から東に延びるメインストリートである桜通り沿い。地下鉄桜通線で名古屋駅からわずか1駅の国際センター駅から、徒歩3分という利便性が魅力で、黒を基調とした外観は、優雅で品格が漂う佇まいを見せている。ビルの4面が道路に面しているため視認性も高く、解放感にもあふれている。一方、建物内のパブリックスペースは、白壁を基調とした、明るい雰囲気で統一されている。 ワンフロア約263坪のオフィス空間は、最小約40坪からの5分割に対応しているので、中堅企業の本社としてはもちろん、ベンチャーやスタートアップなど、様々な規模のテナントが活用できる広さ。ワンフロアを5ゾーニング15分割の空調制御設定なので様々なオフィスレイアウトにも対応できる。Low-eガラスや電動ブラインドによる熱負荷の最小化や調光制御システムによるLED照明での消費電力の低減といった環境配慮、制振装置の設置による高い耐震安全性や、トラブル時の72時間電力供給といったBCP対応も万全だ。そのほか、最上階には95坪のテナント専用ラウンジを設けるなど、ワーカー新たな働き方への親和性も高い。 活気にあふれる名古屋の中心地に誕生する新たなオフィスが、中部地区の経済をさらに盛り上げてくれるだろう。