第2名古屋三交ビル

着々と開発が進められているリニア中央新幹線。開通すれば東京―名古屋間を最速40分、東京―大阪間を最速67分で結ぶ超高速鉄道となり、国内三大都市間の交通利便性は飛躍的に向上することになる。そのため名古屋駅周辺は、行政を中心に多様な整備・開発が進行しており、新たなビジネスシーンを担う拠点として変化しようとしている。その名古屋駅から徒歩7分。地下鉄桜通線国際センター駅から徒歩3分の、メインストリートである桜通至近の好立地に2024年1月に誕生したのが「第2名古屋三交ビル」だ。 同ビルがめざしているのは、次代の標準となるビルのあり方だ。1階には屋内外オープンスペース(公開空地)に加え、地元産木材を使用した天井高10mの1階エントランスを設け、地域交流の拠点とする考え。また東海エリア初となるCASBEEスマートウェルネス認証SランクやZEB Oriented認証の取得や、再生可能エネルギーの導入、SDGsの9項目における課題解決への貢献といった、持続可能な社会に対応する環境配慮に力を入れている点も見逃せないだろう。 執務スペースは、ワンフロア約306坪の開放的な空間が広がっており、約28坪からの分割使用が可能。2,800mmの天井高にLED照明やLow-E複層ガラスの採用、電動木製ブラインドの設置など、地球環境に優しいフレキシブルなオフィスとなっている。さらに各フロアには3種類のリフレッシュスペースを設けたほか、1階エントランスのオープンスペースや、10階の入居者専用ワークラウンジなど、ワーカーがその時々の気分やコンディションに合わせて働く場所を選べるなど、健康・快適・安心を追求したオフィス環境を創造している。加えて名古屋駅至近にもかかわらず111台分の駐車スペースを確保するなど、様々な業態の企業にも高い利便性を提供する。