全国各地の商業地同様、昨年夏以降、神戸・三宮の店舗市況は悪化している。新たな店舗出店に対しては、各企業が軒並み消極的な態度となり、好立地の物件でも価格が折り合わず(テナント側の希望価格が低く)出店には至らない。また、店舗出店ニーズそのものも、この景況下では計画凍結、既存店のてこ入れなどで減少傾向。それどころか商業中心地である三宮センター街や旧居留地でも、撤退・閉店する店舗が複数見られる。_
三宮センター街の1階物件は、変わらず高いポテンシャルを有しているといえるが、「1丁目への出店に限定」「間口の広い物件限定」等、出店希望テナントの細かな要望があり、間口が狭い、ワンフロア面積の狭い空室はなかなか決まりにくい。旧居留地の路面店ニーズも、大丸周辺の物件は引き合いがあるものの、以前と比べて出店競争は落ち着き気味である。
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
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