昨夏以降の消費落ち込みから、日本各地の商業地で市況は冷えこんでいるが、ここ京都も例外ではない。メインストリートである四条通の路面店でも、新たな店舗の出店意欲は低下気味。間口の広さや空室の形状などへの要望も強く、高級店からの引き合いも減少し、四条通面でさえ苦戦を強いられている。一方で、飲食店舗(低価格帯・全国チェーン)の新規出店等が目立つ。特に河原町通付近への進出が多く、テナントの入れ替わりが見受けられる。今後の景況にも明るい兆しが見えないながら、京都の観光産業の底堅さには揺らぎがない。京都市産業観光局の調査によると、平成20年度に京都を訪れた観光客数は過去最高の5021万人。外国人旅行者はこの5年間で倍増、修学旅行生も101万人と、多様多層な観光客が訪れ、安定して増加傾向である。四条烏丸交差点には新たな商業施設開発も見られ、期待したいところだ。
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
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