高松:ハイグレードビル中心に空室消化が進む。
松山:拡張・新設と縮小・撤退ニーズが拮抗。
築年数を経たビル間で競争激化
当社調査による2023年3月期の高松市の空室率は6.8%で、対前期(2022年12月期) 比0.7ポイントの低下となった。
今期も全国旅行支援などの助成金事業のオフィスや、IT系企業や美容系企業などの環境改善による移転など、引き続き空室の消化が進んでいる。
特に築浅ハイグレードビルの空室消化が進んだことで、築年数の経っているビル同士の競争が進んでおり、今後は、リニューアルや設備更新を実施し、競争力を増したビルの優位性が、より高まってくると考えられる。
松山市は、拡張移転や新規開設などの前向きな動きがあった一方で、業種によっては縮小移転も散見され、空室率はほぼ横ばいとなっている。
両マーケットとも、一時期に比べると好調感はあるものの、引き続き短期利用中の貸室もあり、時期が到来すれば再び空室が生じることになる。
引き続き予断を許さない状況ではあるが、4月を迎えて、このままオフィス拡充等のニーズが保たれていくことを期待したい。
関西支社 名越 正幸
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