神戸の玄関口・三宮で計画される、30年後を見据えた段階的再整備。国際競争・都市間競争において、選ばれるための魅力と活力を創出。
神戸市 住宅都市局 計画部
都心三宮再整備課
阪神・淡路大震災から20年以上が経過し、復旧復興を成し遂げ、神戸は今、新たな発展のステージを歩み始めています。神戸市では、これから目指すべき都心像を共有するため、神戸の都心の未来の姿「将来ビジョン」と、それを具現化するリーディングエリア、三宮周辺地区の「再整備基本構想」の2つの計画を策定しました。
人が主役になれるまちを目指す三宮周辺地区の再整備基本構想は、三宮駅を中心に半径500mのエリアを対象に、まちづくりの方針をとりまとめたものです。主要な具体的取り組みとして、次のプロジェクトが挙げられます。新時代の神戸にご期待ください。
三宮クロススクエアを中心とする「えき≈まち空間」の整備
平成29年度基本計画策定予定
三宮周辺地区全体の魅力向上のためには、6つの駅を含む中心エリアの再整備が最重要課題となっています。そこで、まちであり駅である空間、「えき」(6つの駅とバス乗降場)と「まち」をつなぐ空間を「えき≈まち空間」と名付け、誰にとっても使いやすい、神戸の玄関口にふさわしい空間として整備します。
「えき≈まち空間」の核として、三宮交差点を中心にフラワーロードと中央幹線の一部において、人と公共交通優先の空間「三宮クロススクエア」を創出。6万台/日の自動車交通を外周道路に誘導し、人が自由に地上を歩ける空間を目指します。
新たなバスターミナルの整備
平成32年度着工予定
三宮駅周辺に分散している中・長距離バス乗降場を集約し、既存の三宮バスターミナルとの一体運用を想定した、分かりやすさ、心地よさを目指す西日本最大級のバスターミナル計画。現在、民間事業会社グループとともに、基本計画を検討しています。
神戸市 住宅都市局 都心三宮再整備課
〒651-0087 神戸市中央区御幸通6-1-12 三宮ビル東館6階
新たな神戸のランドマークへ
〔仮称〕神戸阪急ビル東館 建替計画
2021年春の竣工を目指し、「神戸阪急ビル東館建替計画」が進行中
1936年(昭和11年)3月に、神戸本線の延伸にあわせて、神戸駅(現在の阪急神戸三宮駅)と一体で建設した旧神戸阪急ビル東館は、1995年1月の阪神・淡路大震災により被災・解体するまで、60年近くにわたって、神戸・三宮のシンボルとして親しまれてきました。震災後の1995年12月に、駅機能の復旧にあわせて暫定的な駅ビルを開業しましたが、2016年4月に本格的な建替計画を決定し、2017年7月より新築工事が始まっています。
- 神戸市営地下鉄(西神・山手線)との乗り換えの利便性の向上や公共的空間の創出を図るなど駅の整備を一体的に行う
- 旧神戸阪急ビル東館のデザインを、新しいビルの低層部において再生
計画概要 | |
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所在地 | 神戸市中央区加納町4丁目2番1号 |
敷地面積 | 約7,100㎡(駅高架下範囲等を含む) |
延床面積 | 約28,850㎡ |
階数 | 地下3階、地上29階 |
高さ | 約120m |
主な用途 | ホテル、オフィス、商業施設、駅施設等 |
構造 | 鉄骨造(地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造) |
阪急電鉄株式会社
不動産事業本部 不動産開発部
〒530-0012 大阪市北区芝田1-1-4