梅田、阿倍野の大型商業施設開業による集客力の低下が危惧されたものの、大きな影響はなく、心斎橋の集客力の強さが際立った1年であった。心斎橋筋商店街のデータによると上記両施設が開業した2013年上半期の来街者数は前年を4%上回っている。その要因として、東南アジアを中心とした外国人観光客の増加や人気店舗の出店、景気回復による高額商品の需要増加があると考えられる。昨年同様、1階店舗に対する出店ニーズは非常に高く、広い範囲で新規出店があり、特に外資系アパレルの動きが目立った。一方で、上層階については空室消化が進まず苦戦している。エリア外への転出や、オフィスビルをサービス店舗として募集する事例等により空室が増加しており、テナント誘致のためには、柔軟な施策で企業の出店を後押しすることが必要である。
2014年は新築案件を中心に、話題性の高いテナント企業の出店が夏から秋にかけて内定しており、心斎橋地区の集客力はさらに高まると予想される。
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