2012年は、八丁堀の百貨店が「ヤマダ電機」を中心とした商業ビルに、そのヤマダ電機跡に「ドン・キホーテ」が出店と、市内中心部での大型移転・出店が大きな話題となった。幅広い業種・業態から市内中心部への出店問い合わせがあり、今後も本通アーケード内を中心に路面店の需要は底堅い。ただし、一番の需要帯である中小規模の物件供給が限定的なため、仮に解約予告が提出されても、早い段階で後継テナントが決まってしまっている。
このような状況下ではあるが、オーナー側はリーマンショック後の空室リスクも記憶に新しいことから、継続賃料の確保を主眼としており、全体的な賃料相場の上昇には至っていない。2013年は、「H&M」の出店や「広島ZERO GATE」の開業、「エディオン広島本店」への集約に伴う紙屋町エリアにおける大型テナント進出が注目される。また、広島駅周辺で再開発計画の動きが具体化してきたことから、今後の出店ポイントとして期待が寄せられる。
路面店舗賃料相場MAP
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
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