営業担当者の一言コメント
広島では、2009年に引き続き昨年も厳しい状況が続いた。中心部の本通・金座街のアーケード街で、昨年春先にアパレルブランドの集約、撤退を理由とした解約が複数あり、後継テナントが決まらない物件が出てきた。特に多層階の一棟物件は、使い勝手や賃料面で苦戦するケースが見受けられる。テナント需要は、店舗集約、コスト削減、立地改善を目的としたエリア内での移転が多い。業態としてはカフェやアクセサリー・雑貨の出店が目立った。
ただし、出店・移転とも面積、予算などの物件選定の基準が厳しいため、賃貸条件は全体的に軟化傾向である。中心部エリアは、広島市民球場の移転、郊外のSCとの競合から広島域内の商業圏競争力として相対的に低下している。広島駅周辺の再開発も控えており、競争優位性を高めるためのてこ入れ策を模索する動きが出てきている。今後の紙屋町交差点周辺における開発では、「紙屋町プロジェクト」「デオデオ本店・第2本店建替計画」「広島市民球場跡地活用」等が注目される。
路面店舗賃料相場MAP
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
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