高松:空室率は大きく上昇し、二極化の気配。
松山:引き続き大型空室確保は困難な状況。
築浅・好立地は品薄状態
シービーアールイー(株)の調査によると、2023年12月期における高松市の空室率は7.6%となり、対前期(同年9月期)比0.9ポイントの上昇となった。
今期も電設資材や化学関係企業、IT関係企業の拡張および環境改善など、引き続き空室消化の動きが見受けられた。一方で、IT系企業の大型解約による空室が顕在化したことより、大幅に空室率が上昇している。
築浅・好立地のビルにおいては引き続き品薄状態が続き、区画によっては複数の検討者が重なる事例も散見される。一方でそれ以外の物件の空室消化の進みは遅く、二極化傾向にある。そのため、供給側は、立地は動かせずとも館内リニューアルにより物件の価値と競争力の向上が、需要側は、あるものをどのように生かせるかという知恵と工夫が必要といえる。
松山市は、先般生じたいくつかの解約区画が館内拡張等によって埋め戻され、またIT系企業やコンサル業の拡張など前向きな動きが続き、空室率は低下した。引き続き大型空室の確保は難しく、全体的に品薄状態といえる。
関西支社 名越 正幸
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