2012年には空室消化が進んだ淀屋橋・本町エリアの1階路面店舗であったが、2013年春に開業を迎えた「グランフロント大阪」へ、当該エリアからの住宅・インテリア関連を中心としたテナント移転が重なり、1階100~500坪クラスの空室が早くも顕在化することとなった。御堂筋・本町通・中央大通といった大通り沿いの1階物件ではあるものの、用途変更の可否・耐震基準・テナント側の厳しい出店基準等があり、年前半は後継テナント募集に苦労する場面も見受けられたが、後半になって一部ビルで成約が進みだした。心斎橋から「カンディハウス大阪」、六甲アイランドから「YKKAP」など他エリアからの移転が決定し、イタリア発コーヒー専門店「カフェパスクッチ」国内1号店の御堂筋への出店が決まるなど、マーケットに薄日が差してきたように思われる。2月には中之島で「中之島ダイビル本館」が竣工したが、エリア内の新陳代謝によるマーケットの活性化にも期待したいところである。
路面店舗賃料相場MAP
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