ターミナル立地であり、購買層が幅広く、他のエリアと比べても空室が少ない新宿エリア。路面店舗のみならず上層階でも常に空きがない状態が続いている。新宿エリアへの路面進出を狙うテナントはもちろん、すでに路面店があるテナントの増床需要も見られたが、そのほとんどは物件の確保に至らなかった。
特に需要が高いのは、スポーツブランド、ファストファッション、ドラッグストアなどである。メインエリアでの選択肢が限られているため、アパレル系では集積度の低いエリアにも出店候補地を広げる動きや、希望面積を超える区画であっても積極的に入居し、カフェ等の別業態を取り入れた店舗を計画する事例があった。
「アインズ&トルペ」が免税対応の旗艦店を出店し、「ラオックス」も大型免税店をオープンするなど、インバウンド需要をターゲットとした動きも引き続き活発である。2013年末から新宿通りを中心にラグジュアリーブランドの新規出店が相次いだが、これらの売り上げが好調なため、ラグジュアリーの需要も衰えていない。
2016年春にはJRが建設中の「新宿駅新南口ビル(仮称)」と国土交通省による「新宿交通結節点」が完成する予定となっており、さらなる街の活性化が期待される。
路面店舗賃料相場MAP
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