難波においては、昨年に続き訪日外国人観光客の増加が目立っており、戎橋筋商店街だけでなく、黒門市場の方面まで平日・休日問わず多くの賑わいを見せている。その一方で観光バスの多重駐停車が問題になるなど、行政は受け入れ対策に追われている状態だ。
その中にあって、今期の難波エリアでは南海電気鉄道が積極的な投資を行っている。核施設である「なんばパークス」で過去最大級のリニューアルを行ったほか、「なんばCITY」ではインバウンド向けサービスの拡充を狙ったリニューアルを行う等、南海難波駅周辺への集客を進めている。
さらに、「なんばEKIKANプロジェクト」の第2期エリアがオープンしたことで南部との回遊性が高まり、エリアの「面」としての広がりを創出することにも寄与している。
2018年9月には「新南海会館ビル(仮称)」の竣工も予定しており、難波エリアでの同社の存在感はさらに増していくと思われる。その他オーナーの物件でも、建替によるテナント誘致案件がいくつか見られたことから、事業者・オーナーは、今が積極的な投資を行う好機と捉えているようだ。
日本橋方面では「裏なんば」と呼ばれるエリアが、個性的な飲食店が集まる場所としてメディアに多く取り上げられるようになり、新たな名所として注目されている。
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