2015年の神戸エリアでは、複数の商業施設でテナントの入れ替えが見られた。
「クレフィ三宮」では、既存の「シップス」に加え、路面店からの移転となる「ビームス」、カフェを併設した「アーバンリサーチドアーズ」が出店するなど、セレクトショップの集積を強めている。「三宮ビブレ」では「GU」の出店や「HMV」のセンター街内での移転が見られた。また、「HMV」の移転跡には「セリア」が出店するなど、大型店の動きが複数確認される。
路面店舗では、センター街では「スマートラボ」「楽天モバイル」等の出店、旧居留地では大丸店舗の一部入れ替えや建替案件の進行などの動きは見られるが、好立地での空室は変わらず希少な状態となっており、目立った動きは限定的である。その一方で、好立地への出店意欲は引き続き高く、賃料水準は高い状態を維持している。
大丸北西のスクランブル交差点に面した角地では、「マイケルコース」が関西初の旗艦店として出店。旧居留地を中心として形成されているブランド出店エリアの拡大が今後期待される。
その他、トアロードや神戸BAL周辺での「金子眼鏡店」「ミスティック」等の出店など、昨年に引き続き、旧居留地やセンター街以外でも動きのある1年となった。
路面店舗賃料相場MAP
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