今年の最大の注目は今秋に控えるパルコ新館のオープンだ。地下3階から地上6階までの9フロア構成で、地下部分は既存の建物を活用。地上部分は建て替えを行い、延床面積約14,000㎡の店舗空間を設ける。既存のパルコと新館、2館を合わせた延床面積はこれまでの約1.6倍となる約38,000㎡の予定で、天神エリア最大クラスの商業施設となる。これにより、オーバーストア状態が続いている福岡エリアの小売競争に、さらに拍車がかかることが予想される。
西通りの路面に対する出店意欲は変わらず旺盛だ。物件獲得の余地はほぼ皆無となっており、具体的な出店を検討することが難しくなっていることから、近年では西通りではなく、国体道路沿い限定での出店希望も増えてきている。「ロンハーマン」が国体道路沿いに出店するなど、リーマンショック以前から徐々に南下していた大名の商業エリアが、今後もさらに広がっていく可能性があり、注目していきたい。
路面店舗賃料相場MAP
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