2013年は梅田、阿倍野で大型商業施設が相次いでオープンし、難波エリアは苦戦が予想されたが、心斎橋エリアの商業施設と行った共同企画などが奏功し、大きな影響は見られなかった。4月にオープンした「フォーエバー21」は関西初出店ということもあり多くの話題を集めた。近隣の既存ファストファッション店と買い回りをする消費者も多く、広域にわたって回遊性を高めることに寄与している。その他、路面区画においては昨年に比べ大きな出退店事例がなく、賃料相場に大きな変動は見られない。ただし、中小建物の建替・改装や新規開発計画等により優良物件の供給があれば、今後、賃料水準に変化があることも予想される。
難波エリアの核となる戎橋筋商店街は100周年を迎え、記念イベントや外国人観光客数の回復も手伝って賑わいを見せている。また、道頓堀川における「道頓堀プール」の事業計画が発表されるなど、他エリアとは違った魅力を発信し続ける難波エリアに今後も期待したい。
路面店舗賃料相場MAP
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
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