営業担当者の一言コメント
2011年3月に開通した札幌~大通間を結ぶ駅前通地下歩行空間が、人の流れを大きく変えた。平日で5.9万人、休日で4.2万人と想定以上の利用度であり、これはメイン通りである駅前通の通行者数の約8割にあたる。札幌駅と大通界隈を行き来する新たな流れが生まれ、両エリアとも客足は伸びているようである。呼応するように、2011年は商業施設のリニューアルオープンが相次いだ。いまや、アパレル・物販系テナントの出店ターゲットは、札幌駅周辺か大通界隈に絞られつつある。
一方で、札幌駅~大通間の路面店舗は苦戦を強いられ、賃料引き下げや解約の動きが見られ始めている。今後は、賃貸条件とともにテナントの業種選定も柔軟性を求められそうだ。ただ、現在出店余地はないものの地下歩行空間へのテナントニーズは高まっており、建て替えや再開発により店舗スペースが増加すると、路面と地下店舗の賃料水準に変化が生じることも予想される。今後の動向が注目される。
路面店舗賃料相場MAP
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
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