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リテールマーケットビュー 2024年第2四半期

  • 2024年8月29日

心斎橋の空室率は全国最低水準に
新宿も2%台に大幅低下

全国主要商業エリアの貸店舗市場動向をまとめた四半期レポート。
銀座、表参道・原宿、新宿、渋谷、心斎橋、梅田、栄、京都、神戸、福岡の最新動向を掲載。

銀座 空室率 銀座 平均賃料 心斎橋 空室率 心斎橋 平均賃料 栄 空室率 栄 平均賃料

±0.0pts
(前期比)

±0.0%
(前期比)

-1.1pts
(前期比)

±0.0%
(前期比)

+1.6pts
(前期比)

±0.0%
(前期比)

*今期(2024年Q1)より、「ハイストリート賃料」を「平均賃料」に名称変更しました

  • 空室率は9エリア中4エリアで前期から低下、このうち心斎橋の空室率(0.6%)は全国で最低水準となった。平均賃料は10エリア中2エリアで上昇。賃料水準がコロナ前を上回ったのは前期と変わらず4エリア(銀座、心斎橋、京都、神戸)だった。

  • 空室率低下が最も大きかったのは新宿で、対前期比3.0ポイント低下。アパレルブランド出店による大型の空室消化が主因。また、賃料上昇が最も大きかったのは渋谷で、同8.6%上昇。希望条件を譲歩してでも出店したいという、高い出店意欲が背景にある。

  • 今期もファッションやアウトドア・スポーツが出店を牽引。ただし、全国の出店面積は前期から減少した。募集区画の減少が主因であり、リテーラーの検討対象は今後の新規供給にも広がっている。

  • ラグジュアリーブランドなどリテーラーの出店意欲は引き続き高い。円安も手伝ってインバウンド消費が堅調なことが要因。今後、募集区画の減少により出店の動きは鈍化する可能性はあるものの、出店意欲は旺盛なことから賃料の上昇傾向は続くだろう。

Figure 1: ハイストリート空室率(上)と 平均賃料(下)

Figure 1: ハイストリート空室率(上)と 平均賃料(下)

未竣工段階での出店決定が出店面積の1割に 今期(Q2)、全国の出店面積は対前期比-28.8%の2,870坪で、3期ぶりに減少。募集区画の減少で出店の...

Figure 12: 空室率     2023Q2 2023Q3 2023Q4 20...

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