引き続インバウド需要が堅調
全国主要商業エリアの貸店舗市場動向をまとめた四半期レポート。
銀座、表参道・原宿、新宿、渋谷、心斎橋、梅田、栄、京都、神戸、福岡の最新動向を掲載。
小売業販売額* | 空室率** | 東京プライム賃料*** | 大阪プライム賃料*** | 名古屋プライム賃料*** |
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+1.0% 3月 (前年同月比) |
1.8% 3 月 (前期比+0.3pts) |
40万円 |
30万円 |
14万円 |
出所: * 経済産業省、 ** CBRE推計、*** CBRE推計(月/坪)
2018年3月の小売販売額は、前年同月比1.0%増の12兆6,640億円で、前年実績を5ヶ月連続で上回った。特に訪日外国人向けの化粧品販売が好調で、医薬品・化粧品小売業は4.7%増だった。堅調なインバウンド消費は全国百貨店売上高からもみてとれる。3月の免税売上高は約290億円と、2ヶ月ぶりに過去最高を更新した。花見客を中心とした訪日需要の盛り上りやリピーターの増加が背景にある。
また、国内富裕層の消費も堅調で、百貨店の高額品売上高は前年同月比1.7%と、12ヶ月連続のプラスとなった。路面店舗市場でも、銀座を中心にラグジュアリーブランドの出店ニーズが引き続きみられている。これらの多くはエリア内での立地改善で、賃料は現在の店舗よりも高額となる。ただし、現状ではエリアのトップ賃料を押し上げる事例はなく、今期のプライム賃料は3都市いずれにおいても、対前期比横ばいにとどまった。
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調査概要 | |
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調査対象 | 空室率 ・CBREが独自に設定した銀座のハイストリート(156棟) ・対象フロアは店舗ニーズの高い1階に限定 プライム賃料/銀座ハイストリート賃料 ・CBREが独自に設定した対象地 ・ワンフロアの面積が200㎡程度の建物を想定 ・対象フロアは店舗ニーズの高い1階に限定 |
調査時点 | 四半期 (第1四半期)3月末(第2四半期)6月末(第3四半期)9月末(第4四半期)12月末 時点集計 |
調査方法 | 空室率 ・空室は集計時点で即入居可能であるものを対象(新築施設は竣工済みのものが対象) プライム賃料 ・対象地のサンプル調査に基づく想定成約賃料の上限値 (共益費を含み、フリーレント等のインセンティブは考慮しない) 銀座ハイストリートの賃料 ・対象地のサンプル調査に基づく想定成約賃料の上限と下限の平均値 (共益費を含み、フリーレント等のインセンティブは考慮しない) |
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