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賃貸オフィス・事務所の記事

株式会社UZUZ | 成長ベンチャーに訊く

足を踏み入れるだけで “らしさ”感じる空間づくりは重要。
学校のような就活サポートに相応しいイメージを大切にしたい。

 

株式会社UZUZ 専務取締役 川畑 翔太郎氏

株式会社UZUZ
専務取締役
川畑 翔太郎

第二新卒者3人が立ち上げた“就活難民”を救う人材サービス

株式会社UZUZ

UZUZは、第二新卒や既卒、フリーターに特化した若手人材の紹介・就活サポートを行っています。大手人材紹介会社のような一般的な条件によるマッチングは一切行わず、求職者一人ひとりとじっくり向き合い、仕事選びに関する相談や、場合によっては就職におけるマインド教育も行う完全個別型サポートが当社の特長です。合計で20時間にも及ぶ面談時間は、業界でも最長だと思いますし、個別型と併せて、社会人としての基礎や専門スキルを習得しながら内定獲得を目指す、研修型就活サポートも行っています。これは専門学校と就活サポートを一体化したようなサービスです。

僕らが新卒を除く若手人材に特化し、時間と手間をかけた就活サポートを提供するのは、3人の創業メンバー全員が第二新卒だったことに起因しています。新卒至上主義の日本の人材サービスにおいて、職歴のない若者やブランクの長いフリーターは人材紹介会社のサポートを受けにくく、就活に苦労する現状があります。自分たちが人材サービスを立ち上げるなら、就活で困っている若者をサポートしたいと考え、このようなサービスをスタートさせました。

面談スペースの確保に、一体感の醸成。成長に応じて変化する課題

株式会社UZUZ

2012年の創業当初は、代々木にあるシェアオフィスの片隅を間借りしていました。会議スペースが1つしかなかったため、求職者との面談はもっぱら近場の喫茶店で行っていたのですが、2ヶ月で限界が来ましたね。喫茶店を使うとお金がかかるのと、場所の確保に手間取って面談が思うようにできず、売上が全く上がらなかったのです。この状況から抜け出すには、お金をかけてでも自分たちの部屋と面談スペースを持つ必要があると考え、西新宿にある共有スペース付のレンタルオフィスに移りました。ただし、ここでは5席ある共有スペースを僕らが占有する形になり、最終的には追い出されましたが(笑)。次に新宿御苑で借りたオフィスでは、7つの面談スペースを確保。そこも1年半後に社員が12人に増えると面談スペースが不足し、今いる西新宿のオフィススクエアビル新宿の4階に移ってきました。振り返ってみると、初期の頃はいかに面談スペースを確保するかが課題でしたね。

そのうち研修型就活サポート「ウズウズカレッジ」が始まり、授業部屋と受講生の自習スペースが必要になりました。当時は、さほど広くないセミナールームに30人ほどがすし詰め状態。ちょうど夏だったため、息苦しいし、なんか臭いなと(笑)。それで徒歩5分の距離の初台にもオフィスを借り、西新宿本社との2拠点体制を始めたのです。そこで新たに直面したのが、コミュニケーション不足による一体感の欠如です。社内で顔を合わせない人がいるというのは、僕らにとっても初めての経験でした。色々とコミュニケーション施策を打ちましたが、やはり拠点を一緒にするのが一番だろうと。そこで、本社入居ビルの3階が空いたのを機に増床し、初台から社員を引き揚げました。現在は、その3階が執務スペース、4階がカレッジで40人が仕事をしています。

立地については、創業時から一貫して新宿界隈にこだわってきました。新宿は日本最大のターミナル駅であり、大手人材会社が拠点を構える東京駅周辺とは違い、ベンチャーが入り込める余地があることが拠点を構え続けてきた理由です。僕自身、大人っぽい雑多さが漂う新宿が好きだというのもあります。本当は新宿駅の近くがよかったのですが、駅近は家賃が高くてあきらめました。むしろ、駅から少し離れた場所まで足を運んでくれる人のほうが、当社に魅力を感じてくれていると思うので、より確度の高い求職者に出会えるとポジティブに考えています。

目指すは「学校」のようなオフィス。将来は廃校利用も検討したい

株式会社UZUZ

オフィスづくりで工夫したことは、予算が少ないなりに、できるだけオシャレな空間にすることです。すべてをオシャレにするとコストがかかるので、エントランスなど目につく場所や、カレッジでも写真撮影に使う1部屋だけをカッコよくするなどメリハリをつけました。執務スペースは、現状は固定席ですが、社員がお互いに話しかけやすいよう、テーブルを中央に向けて配置しています。

2年前からはリモートワークを始めました。第1号社員は当時25歳で、地元に帰らざるを得なくなったことが発端でした。最初は退社の話も出たのですが、担当業務を選別すれば地元でも仕事はできるだろうと。ただし、にぎやかな会社を離れて一人で仕事をすることの孤独感や、円滑なコミュニケーションのための配慮が必要だったので、使わないPCを1台ライブチャットにつなぎ続け、画面を通じていつでもやり取りできる環境を整えました。今では茨城、神戸、埼玉、ニューヨークにリモートワークの社員がいるほか、東京在住の社員にも在宅勤務を推奨しています。

僕らが目指すオフィスは、まさに「学校」です。これからも規模拡大に伴い移転を繰り返すと思いますが、いずれ廃校を利用したいと考えています。昔、学校だった建物なら、僕らの主力サービスであるウズウズカレッジに相応しい「学校」のイメージと、そのための機能があらかじめ備わっているからです。こうした機能とイメージはお金では買えません。今のオフィスでも、授業ルームの壁には黒板塗料を塗って学校らしさを演出していますが、足を踏み入れるだけで学校の雰囲気が感じられる空間づくりはとても重要だと思っています。

若い人たちは、開放的でオシャレな、カフェのようなオフィスで仕事がしたいと思っているのではないでしょうか。会社を紹介する際に、「オフィスがカッコいいですよ」と伝えると、それだけで反応が変わりますからね。若者にアピールしたいのなら、企業はリフレッシュやコミュニケーションのスペースを積極的に取り入れていくのがいいと思います。僕が訪問した会社で「いいな」と思ったのは、テレビが見られる畳の部屋です。そこでゲームをしてもいいし、サッカーの日本代表戦があれば、お菓子やお酒を持ち込んで社員みんなでワイワイ観戦できる。これからリモートワークがさらに進み、人がオフィスから離れていくことを考えると、オフィスに重要なのは働きやすさといった機能面ではなく、人が「集まりたい」と思うことがすごく大事だと考えています。

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上記内容は BZ空間誌 2018年秋季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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