今期も賃料は全国で上昇
全国主要都市の賃貸オフィスビル市場動向をまとめた四半期レポート。
2018年第3四半期の空室率・平均募集賃料・需給面積を解説を交えて掲載。
GDP成長率 Q3 | 日銀短観DI Q3 | 東京グレードA賃料 Q3 | 東京グレードA空室率 Q3 |
---|---|---|---|
+0.9% 予想値※ 前年同期比 | +15pts(全規模・全産業) | +1.4% 対前期比 |
-0.5pts 対前期比 |
※ 出所:日本経済研究センター
注目動向
- 東京グレードA空室率は対前期比-0.5ポイントの0.9%と、2007年Q2以来11年ぶりの1%割れ
- 大阪グレードA空室率は対前期比+0.7ポイントの0.9%
- 名古屋グレードAの空室率は対前期比-0.3ポイントの0.6%
賃料見通し
- グレードAビルでテナント内定率が当初の見込みを上回って推移しているため、予想賃料をやや上方に修正
- 東京グレードA賃料は向こう1年間で1.5%上昇してピークを迎え、その後の1年間では約1.1%下落すると予想
- 大阪グレードA賃料は向こう1年間で4.6%の上昇を予想
- 名古屋グレードA賃料は、向こう1年間で2.8%の上昇を予想