賃貸オフィス・賃貸事務所の記事

名古屋-JOMV2017年第2四半期

賃料相場

2017年8月7日

グレードA空室率は4期ぶりに低下

Figure 9 : 空室率

Figure 9 : 名古屋空室率

今期(Q2)、オールグレードの空室率は対前期比-0.5ポイントの3.4%と2期連続の低下となった。市内では業容拡大に伴うテナントの動きが業種を問わず活発。複数拠点を集約して拡張したケースや、退去が決まったスペースに対して正式募集前に館内増床を早々に決めたテナントもみられた。老朽化ビルの建替えに伴う立ち退き移転も多く、幅広いエリアで空室が消化された。「伏見・丸の内」エリアでは割安な賃料を背景にリーシングが順調に進み、同エリアの空室率は2.4%と1999年Q2以来18年ぶりに2%台となった。

グレードAについては、前期に竣工したビルで、ベンチャー企業や外資系企業などの新規開設ニーズを取り込む事例がみられた。募集賃料が割安だったことも成約の決め手の一つ。二次空室を抱えていた既存ビルでもワンフロアの館内増床がみられるなど、今期はまとまった空室が消化された。この結果、グレードA空室率は対前期比-0.6ポイントの4.6%と、4期ぶりに低下した。稼働率の上昇とともに募集賃料を引き上げるビルが増えている。このため、グレードAの想定成約賃料は対前期比+1.7%と大きく上昇した。一方、グレードBの想定成約賃料は対前期比+0.4%の上昇にとどまっ た。前期竣工した大型ビルの入居テナントの移転元での二次空室発生が懸念され、割安な水準で募集するビルが多かったことが背景。

Figure 8 : 名古屋マーケットサマリー

  空室率 対前期比 想定成約賃料 対前期比
名古屋グレードA 4.6% -0.6pts 24,200 +1.7%
名古屋グレードB 2.5% -0.4pts 12,350 +0.4%
名古屋オールグレード 3.4% -0.5pts

 

この記事の続きを見るにはログインが必要です

他カテゴリの記事を読む