需要の増加と縮小移転で空室率は微減。成約短期化で求められるスピード感。
金沢駅周辺で成約漸増
2022年6月期の金沢の空室率は、7.6%と前期(同年3月期)より0.1ポイント低下した。
金沢駅周辺エリアを中心に、需要は徐々に増加しており、それに比例し成約数も増加している。一方、製薬会社などの縮小移転も引き続き見られ、空室率の低下は限定的となっている。
新築・築浅物件に人気集中
需要の特徴として、貸室内に給排水設備を必要とするクリニックや食品メーカー(テストキッチンを要する)が例年より多い。しかし、それら設備の整備に対応できるオフィスビルは少なく、企業の選択肢も限定されるため、探索が長期化している事例がある。また、設備改善を目的とした移転も増加しており、新築あるいは比較的築年数が浅い物件への関心が高まっている。時期を待っていた企業については、動き出してから成約までの期間が短いことも特徴であり、物件によるところはあるものの、物件選定における意思決定についてはスピード感が求められる市況と言えそうだ。
金沢営業所 柳瀬 茂樹
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