渋谷エリアでは、競争力の高い空き物件が少なく、マーケットは安定した状況が続いている。新規出店動向を見ると、公園通りでは「無印良品」大型店舗と「ロフト」の新業態店舗の複合ショップの出店、通販大手楽天によるリアルショップ「楽天カフェ」の出店等が見られ、道玄坂では「アンダーアーマー」直営店が路面店としてオープン、「フーターズ」がアジア最大の旗艦店を出店するなど、話題性のある出店が複数見られた。また、神南エリアでは、昨年に引き続き、セレクトショップを中心とした複数の店舗出店が見られ、周辺の空室消化が着実に進行している。
各テナントの出店マインドの向上により、立地的に駅から距離のある当該エリアにおいても、マーケットの回復が見られる。エリアの中心となる渋谷駅周辺では、4つ目の都市計画決定がなされた。先行して発表されている3つの大型開発と合わせ、渋谷駅を中心とした4つの再開発事業により、渋谷駅の求心力は大きく向上すると見込まれている。また、これらの開発に触発される形で、既存の商業施設等においても、リニューアルや建替等が進む可能性も考えられ、渋谷エリア全体の活性化につながることが期待される。
路面店舗賃料相場MAP
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
出店・移転、テナント募集の参考に是非お問い合せください。
※不動産仲介業者様、不動産鑑定会社様からのお問い合わせはご遠慮いただいております。