2013年で大きな話題となったのは、やはり「H&M」の道内初出店であろう。オープン初日には開店前から1,550人の行列ができ、その注目度の高さをうかがわせた。周辺の店舗や商業施設への波及効果も大きく、大通地区の集客にもつながっている。路面店については、「H&M」をはじめ、「三越」「パルコ」「アップルストア」「ZARA」等が集積する南一条通に注目が集まっており、テナントの出店ニーズも高いが、エリアが非常に限定的であることから、現状では出店余地がほとんどない。
2014年以降に金融機関の統廃合等による大型路面物件の空室発生が複数見込まれており、その動向が気になるところである。また、「(仮称)札幌三井JPビルディング」「明治安田生命札幌大通ビル」といった新築ビルの竣工や、「札幌丸井三越」の店舗再編の動き、さらには「札幌ゼロゲート(仮称)」等の再開発の動きも顕在化しており、これらが市況の活性化につながることを期待したい。
路面店舗賃料相場MAP
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
出店・移転、テナント募集の参考に是非お問い合せください。
※不動産仲介業者様、不動産鑑定会社様からのお問い合わせはご遠慮いただいております。