“ワークプレイス360”は、企業ビジョンを体現するワークプレイス構築のための、CBRE(グローバル)のプログラムです。社員がどのように働いているかを職場環境、ICT(テクノロジー)、ブランディング、社員の生産性、空間の効率性、環境への配慮、モビリティ、柔軟性といった様々な角度から分析し、将来のゴールに向かってワークプレイスを変革させるために活用されます。
ワークプレイス360 定義
プロジェクト始動 プロジェクトの構成要因は?
前頁の過程で経営ビジョンを反映させたワークプレイスビジョン(経営ツールとしてのオフィス)を定義し、プロジェクトキックオフ・ミーティングや社内ステークホルダーとのミーティングを行います。プロジェクトのコアメンバーには、総務(施設管理)の他に、IT部門、人事部門、広報部門を参加させ、さらに経営メンバーが参加していることが重要です。
また、プロジェクトマネジメントには、インハウスかアウトソースかを問わず専任のエキスパートを充てることが、費用対効果を考えれば必然の経営的判断と言えます。
ワークプレイス360 評価測定
実態調査 説得力のあるデータ収集ノウハウは?
オフィスの各所(個人デスクや会議室)のスペース使用率の目視による観察調査をはじめ、イントラネット上のアンケート調査、インタビュー等を実施。評価データが実態を反映し、かつ説得力のあるものにするためには、専門的な調査手法に基づくことが重要です。
この調査は、社員が各々の業務内容に合わせて働く場所を選択できるオフィス、アクティビティベース型ワークプレイス(後述)の導入可能性や、そのデスクシェアリングの比率、ワークポイントの数や種類を検討する上でも必要となります。